2018/08/15
ケアワーカーの和田です。
季節は立秋を過ぎましたが、ゲリラ豪雨や台風、変な天気が続いていますね。晴れれば酷暑、降れば豪雨・・・。ちょうど良い日はないのでしょうか(汗)
そんな気候の中、利用者様との夏のお散歩は、まさに天気予報と気温計とのにらめっこ。あまりに暑さがひどい時は散歩を断念するのですが、いざ外へ出られるとなったら、やはり日傘や帽子が必需品となります。
少し前の話題で恐縮ですが、暑さが厳しくなり始めた6月のこと。お散歩にご一緒した利用者様とこんなことがありました。
手持ちの帽子がなく、その日は取り急ぎ、隣接のデイサービスからお借りした帽子で出発しました。
意気揚々と出かけたはいいのですが、借りた帽子が利用者様の頭に合っておらず、ツバが何度も目の前にズリ落ちてきます。何度も立ち止まっては落ちてくるツバを直しながら歩く羽目に。これは面倒です。
帰宅先まではまだ距離があります。このまま何度もツバを直しながら帰ろうか、日差しは辛いけどいっそ帽子を脱いで帰ろうか・・・。思案に暮れていた矢先、利用者様が「じゃあこうしよう」と一言。
被っていた帽子のツバを内側に折り込み始めました。
すると、帽子が利用者様の頭の形ピッタリに!
その形は、さながらナポレオンハットのようです。それを伝えると、利用者様は満面の笑み。
かくして我々は、無事に帰宅の途につくことができました。利用者様のとっさの機転に驚いた出来事です。
最近は、足腰の痛みがあり外出を控えていた利用者様。室内を元気に歩かれる姿も見られるようになりました。暑さが落ち着いたら、また一緒にお出かけしたいと思っています。
グッタリしがちな夏の日には、スイカを食べたり、花火を見たり、涼しい部屋で本や映画を見て過ごしたり、・・・。機転を利かせれば楽しく快適なものになるかもしれません。利用者様から教えていただいた、目からウロコなお話でした♪